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恋する横顔
救済された後のクリスタリウムで、曲に合わせて人々が闇の戦士を中心に踊れ歌えと沸きたっているのを眺めていた水晶公。
ふと、人々に呼びかけられ「公も立派な功労者だ」と踊る人々の中心に引き寄せられる。
そのまま闇の戦士と二人で曲に合わせてダンスを踊ることになってしまい、動揺する公だが…
「せっかくだ、踊ってくれるか?」と手を差し伸べられ、その穏やかな英雄の表情につい胸が高鳴る。
今日は無礼講、空気が英雄との時間を肯定してくれている。
その手に誘われ、水晶公はぎこちなく彼に近寄る。
「水晶公ったら…本当に憑きものが落ちたような顔してるじゃないか…あれじゃぁまるで恋する少女と変わりゃしないよ」
そんな水晶公は今までにない穏やかな微笑みを浮かべていて、誰かがこっそりとそんなことを呟いた。
恋する横顔
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