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自機が初めてひとを×した時
幼少期の自機の妄想です。幼少期についてはAboutにて自己満Wikiを作っています。
村が襲われたあの日…
家族を、そして自分を守るために…その場にあった剣を咄嗟に悪漢に突き出した。
大切な人を救えたという安心感と、切り付けられた痛み、そしてべっとりと付着する血と錆の臭いの不快感、燃え盛る炎の熱。
あらゆる感覚が一気に押し寄せて、いつまで経っても息が落ち着かず小刻みに身体が震えていたのを憶えている。
今でこそそんな感覚は殆ど失われてしまい、戦うことにも慣れて、英雄などと呼ばれているが…
あの頃の自分は、なす術なく戸惑い、汚れた自分の手のひらを見つめることしかできない、ただの子供だった。
自機が初めてひとを×した時
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